4月はお金がたくさん出ていくとき。色々な請求書がきてつらい時期です。
固定資産税も4月に連絡がきます。
固定資産税は、住んでいるところの市町村が毎年1月1日現在の土地や家屋等の所有者に対して課税する税金です。
私は家を買ってから1年経っていないので、まだ固定資産税を払っていません。しかし、もうすぐ固定資産税の支払いも始まってしまいます。
みなさん工夫してお得に払っていらっしゃるので真似していきたいです。
そこで気になるのがいくら払わなくてはならないのか。それによって生活が変わるといえるくらい重要なことです。
調べてみると、おおよその固定資産税は自分でもわりと簡単に計算することができるようなのでやってみました。
せっかくなので私がやった固定資産税の計算方法もご紹介していきたいと思います。
Contents
固定資産税評価額の計算方法
固定資産税を計算するためには「固定資産税評価額」というものがわからないといけません。
固定資産税評価額とは、固定資産税を賦課するための基準となる評価額です。この評価は家を購入してから1年以内に行われる調査によって決められます。
上記にもあるように実際に家を見てもらって設備などによって評価が決まります。それならば自分で計算できないのではないかと思いますが、おおよその固定資産税評価額は土地も家屋も「不動産価格の約70%」になると言われています。
今回は、この「不動産価格の約70%」というのをもとにして固定資産税を計算しています。
つまり、固定資産税評価額は
固定資産税評価額=不動産の価格×70%
で計算することができるということです。
実際に計算してみると
例えば「土地の購入金額が1000万円で、家屋の購入金額が1700万円の場合」
- 土地の固定資産税評価額は、土地が約1000万円なので
1000万円×70%=700万円 - 家屋の固定資産税評価額は、家屋が約1700万円なので
1700万円×70%=1190万円
となります。
土地の固定資産税の計算
固定資産税は
固定資産税評価額×1.4%
で計算することができます。
そこから土地の広さなどによって減税・減免となる方もいらっしゃいます。
土地の固定資産税に関わる減税について
土地の固定資産税に関わる減税には以下のようなものがあります。
■小規模住宅用地
200㎡以下の部分に限り固定資産税が6分の1に軽減。
■一般用住宅地
200㎡以上の部分に限り固定資産税が3分の1に軽減。
実際に計算してみると
以上をふまえて計算してみると、たとえば土地面積が200㎡以下、土地の固定資産税評価額が700万円の場合。
700万円÷6×1.4%=約1万6300円
となります。
200㎡以下と以上で軽減される額に差が出ることを固定資産税について良く調べるまで知りませんでした。土地を購入するときここは注意すべき点ですね。
家屋の固定資産税の計算
こちらも土地と同じで固定資産税は
固定資産税評価額×1.4%
で計算することができます。
あとは、大事な減税・減免措置があります。
家屋の固定資産税に関わる減税について
家屋の固定資産税に関わる減税には以下のようなものがあります。
■認定長期優良住宅の減税
平成21年~平成30年までに認定長期優良住宅を新築した場合、5年分(3階建て以上なら7年分)に限り、固定資産税のうち120㎡までの部分について2分の1に減税となります。
実際に計算してみると
以上をふまえて家屋の固定資産税を計算してみると、
例えば認定長期優良住宅の減税条件にあてはまり、家屋の固定資産税評価額が1190万円の場合
1190万円×1.4%÷2=8万3300円
となります。
固定資産税を支払う金額は?
今回、「土地の購入金額が1000万円で、家屋の購入金額が1700万円の場合」で計算してみました。
自分なりに計算した結果、
- 土地の固定資産税額:1万6300円
- 家屋の固定資産税額:8万3300円
土地と家屋の固定資産税を合わせて約9万9600円となりました。
長期優良住宅の減税があるのにこの金額と考えると本当に多いですね。
このくらいの金額を毎年払っていくのかと考えると恐怖でしかありません。。。計算方法が間違っていると思いたいくらいです。
実際に払う金額はもう少し少なくなっていることを願います。